|東京都世田谷区中町|整形外科|SOL整形外科スポーツクリニック
■子どもの身長はいつまで伸びるの?どうやったら背が高くなる?■ こんにちは。SOL整形外科の内田です。このコラムでは、患者さんやそのご家族から寄せられる質問に、整形外科医の視点でお答えしています。今回のご質問は、お子さんの身長について。身長は成長の目安であるとともに、特に運動をする子たちにとっては「大きくなりたい」と真摯な悩みにもなり得ます。家族が協力できること、何に気をつければいいのかお答えしていますので、ぜひご覧ください。

理事長 内田

質問: 息子がバスケットボールをしているのですが、なかなか背が伸びないことを悩んでいます。遺伝の影響があることは理解していますが、何かできることはありますか。 回答: 身長の成長は、子どもたちにとっても親御さんにとっても大きな関心事ですよね。整形外科医として、成長という自然なプロセスを理解し、家庭でどうサポートすればいいのかをお話ししたいと思います。

身長の成長について

身長の伸びは、主に遺伝的要因と環境的要因の組み合わせによって決まります。遺伝的要因についてはできることはないのですが、環境的要因に関してはケアできることもあります。 まずは、身長が伸びる仕組みについて考えてみましょう。身長がぐんと伸びる「成長期」は、成長ホルモンや性ホルモンなどの内分泌系の働きが活発になることで起きます。これらのホルモンが子どもの骨にある「成長板」に働きかけ、この部分で新しい骨が作られることによって骨が長くなり、身長が伸びます。成長板は、大人になるにつれ徐々に閉じていきます。

身長が伸びる期間

一般的に、女の子は10歳から15歳頃、男の子は12歳から17歳頃が最も成長が著しい時期です。女の子は約16歳、男の子は約18歳で成長が緩やかになりますが、これは個人差があります。

身長の成長をサポートする方法

1. 栄養バランスの良い食事

まずは十分な栄養が必要です。特にカルシウムやタンパク質は骨の主成分なので摂取を意識しましょう。一度に食べられる量には個人差がありますから、本人とよく話し合いながら食べる量を調節することも大切です。成長期にスポーツをするなら、1日3食に加えて、補食を1〜2回加えてもいいでしょう。

2. 十分な睡眠

成長ホルモンは睡眠中に最も多く分泌されます。十分な睡眠を確保し、規則正しい生活リズムを心がけましょう。特に、夜の10時から2時は成長ホルモンが多く分泌されますから、その時間を中心に9時間前後は寝たいものです。

3. 適度な運動

運動は骨の成長を促します。特に、骨に垂直方向の力を加えるような跳びはねる運動やスポーツがおすすめです。骨の成長には刺激も必要なのです。毎日の運動時間を確保できるようにしましょう。ただし、オーバーユースで疲労が蓄積すると心身の調子を崩してしまいますから、お子さんの様子をよく観察するようにしましょう。(このブログの以前の記事で疲労感について取り上げています。そちらもご覧ください。)  

親御さんへのアドバイス

子どもの成長は個人差があります。過度な心配や比較は避け、子どもが健康的な生活を送れるようサポートしてください。また、成長に関する過度な期待は子どもにプレッシャーを与えることがあります。子どもの健康と幸福を最優先に考え、成長を温かく見守りましょう。 もし成長に関して特別な心配事がある場合は、一度ご相談ください。

SOL整形外科スポーツクリニック

理事長 内田繕博